FXでのサヤ取り手法の具体的な進め方

はいどーも!ヒロセです。

今回はね、前に紹介した為替変動のリスクを回避するFX手法の具体的なやり方を書いてみます。

私もこれから資金をトラリピからサヤ取りへ移行する予定ですので、予習もかねてなんですけどね。

以前、「このくらいの計算が出来ない、もしくはやる気がないという人にはそもそもFX投資はお勧めできません。」

なんて偉そうな事言っちゃったんですが、そもそもどっからとりかかったらいいかすらわからない人は参考にしてみてくださいね。

サヤ取りを始めるにあたって決める事

まずは通貨ペアを決めましょう

サヤ取りに向いた通貨ペアの条件とは・・

1、高金利であること。
2、多くのFX業者で扱っていること。
3、スプレッドが狭いこと。
4、FX業者によってスワップ金利の差があること。

このあたりでしょうか。
候補をあげると

豪ドル円、NZドル円、南アフリカランド円、トルコリラ円、メキシコペソ円、ブラジルレアル円・・位ですね。

ではこれらの通貨の現在の政策金利を比べてみましょう。

豪ドル     :1.5%
NZドル     :1.75%
南アフリカランド :6.5%
トルコリラ    :8.0%
メキシコペソ   :7.25%
ブラジルレアル  :6.75%

政策金利で言えば南アフリカ、トルコ、メキシコ、ブラジルでしょうか。

これらの通貨で南アフリカ以外は取り扱い業者がまだ少なく、条件2をクリアしていません。

豪ドルとNZドルは各FX業者間でのスワップの差があまりなく、サヤ取りには向いていません。

よって消去法で南アフリカランド円が今のところベストという結論になります。

取引する業者を決めましょう

通貨ペアはランド円で決定しました。
次は業者を決めましょう。

今はほとんどの業者でランド円を扱っていますので、FX業者の比較サイトなどを駆使してスワップ金利の安定して高い業者を探しましょう。

私なら買い口座はGMOクリック証券で決まりです。

ちなみに、売り口座はDMMFX一択です。

GMOクリック証券の買いスワップ金利は10000通貨あたり1日19円。
DMMFXの売りスワップ金利は10000通貨あたり1日-13円。
サヤ取りの利益としては10000通貨1日で6円になります。

スプレッドは両業者ともに1.3銭です。

取引するポジション量を決めましょう

通貨ペア、取引業者を決定したら次はどれだけのポジション量(売買数量)を売買するかを決定します。
資金効率とロスカットのリスクとのバランスを考慮して決める必要があります。
以下、そのための考え方や計算方法を紹介します。
しっかりと理解したうえで取引に臨みましょう。

ポジション量の決め方

ポジション量と許容変動幅の関係

ポジション量を決定する要素はまず自己資金額、そしてロスカットまでの変動幅をどれだけ許容するかです。

自己資金が多ければ多いほど扱えるポジション量は増えます。コレはわかりますね。

ロスカットまでの変動幅をどれだけ許容するか、ということは
例えばランド円の場合、今のレートで9円と仮定して、、

変動幅を1円とすると、8円から10円までの間にレートが収まっている限り、ロスカットはありません。

変動幅を0.1円とすると、8.9円から9.1円からレートが外れてしまうとロスカットされてしまいます。

自己資金が同じなら建てるポジション量が多ければ多いほど許容できる変動幅は小さくなります。

つまり、自己資金に対するポジション量が少なければ、ほったらかしでもほぼ大丈夫ですが、資金効率が悪くなります。
逆に、自己資金に対するポジション量が多ければ、頻繁に入出金する手間が増えますが、資金効率は良くなります。しかしながらロスカットの危険も増えてしまいます。

証拠金維持率とは

まずは自分の建てるポジション量で、為替変動が起こった場合、どれだけの評価損益(含み損、含み益)が発生するのか理解する必要があります。

例えば、ランド円10万通貨を保有していた場合、レートが1円動くと10万円分評価損益が変動します。
100万通貨保有していた場合にはレートが0.1円動いただけで10万円分変動します。

ここで必要な用語を解説しておきます。

・自己資金+評価損益=有効証拠金
・保有ポジションを維持するために必要な金額=取引証拠金
・有効証拠金÷取引証拠金=証拠金維持率

この3つの言葉の意味をしっかり覚えておいてください。
ちなみに多くのFX業者では証拠金維持率が100%を割った時点でロスカットアラート。
50%を割ると強制ロスカットとなります。

証拠金維持率は建て口座からの入出金の目安になります。
あらかじめ計算しておいて「1ーー%を切った時点で〇〇万円入金。」というようなルールを決めておきましょう。

自己資金と建てポジションのシミュレーション

では自己資金が200万円あると仮定して話を進めましょう。
これを買い口座と売り口座に100万円ずつ分けて両建ポジションを建てるとします。

ここでは仮に150万通貨建てるとして計算してみます。
GMOクリック証券でランド円の買いスワップ19円
DMMFXでランド円の売りスワップ-13円
一日の利益6×150=900円、年利約16.2%の計算です。

取引証拠金ですが、ランド円のレートを9円、レバレッジを25とすると、1万通貨あたり3600円になります。

となると、150×3600=540000で取引証拠金は54万円になります。

スプレッドを無視するとしてスタート時の証拠金維持率は

100÷54≒1.85・・・証拠金維持率約185%になります。

ロスカットアラートが100%を割った時点なので、有効証拠金が54万円を切った時点でアラートがなることになります。
ロスカットが50%を割った時点なので、有効証拠金が27万円を切った時点でロスカットされます。

ではレートがどれだけ動けばアラートがなるのか、ロスカットされるのか計算してみましょう。

まずアラートまでの含み損の余裕が100-54=46万円です。
保有ポジションが150万ランドなので、1円下落につき-150万円。
46万円の含み損が発生するのに必要な為替変動は46÷150≒0.3円。
つまり、レートが約0.3円動いたらどちらかの口座でアラートがなる事になります。

同様の計算でレートが約0.48円動いたらロスカットとなります。

上記の条件と為替変動許容幅をまとめてみます。
・自己資金200万円
・ポジション各150万ランド
の場合
アラートまで約0.3円、ロスカットまで約0.48円。

となります。

この為替変動幅を許容できるならばよし、許容できないならなしです。

私の感覚ならば、ある程度のプール金があり、好きな時にクイック入金できる環境にある人なら運用できるギリギリのラインといったところでしょう。

証拠金維持率を目安とした為替変動許容幅の例

自己資金と建てポジション量に応じて証拠金維持率が変化する事は理解していただけたと思います。

ではスタート時の証拠金維持率での為替変動許容幅の例をいくつか挙げてみます。(単位省略)

証拠金維持率(%) 200 210 220 230 240 250 260 270 280
アラート(円) 0.362 0.396 0.433 0.471 0.503 0.545 0.584 0.617 0.657
ロスカット(円) 0.543 0.577 0.613 0.652 0.682 0.727 0.764 0.799 0.841
資金効率(%) 15.1 14.4 13.8 13.1 12.7 12.0 11.6 11.1 10.7

 

290 300 310 320
0.697 0.726 0.770 0.800
0.880 0.904 0.953 0.981
10.3 10.0 9.6 9.4

以上、現実的な範囲で各証拠金維持率での為替変動と資金効率をグラフ化してみました。
私の見立てではいつも手元のスマホを操作できる人以外はスタート時の証拠金維持率300%以上をお勧めします。

ちなみにランド円の1日の最大変動幅を記載したグラフがありましたので貼り付けておきます。

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西暦 最大変動幅 最大変動率 最小変動幅 最小変動率 平均変動幅 平均変動率
2005年 0.64円 3.37% 0.08円 0.46% 0.24円 1.40%
2006年 0.73円 4.24% 0.08円 0.41% 0.27円 1.60%
2007年 0.98円 6.26% 0.07円 0.42% 0.30円 1.83%
2008年 2.06円 18.51% 0.11円 0.80% 0.39円 3.31%
2009年 0.87円 7.60% 0.09円 0.76% 0.29円 2.64%
2010年 1.34円 10.91% 0.07円 0.57% 0.22円 1.83%
2011年 0.59円 5.98% 0.05円 0.52% 0.21円 1.94%
2012年 0.39円 4.13% 0.03円 0.32% 0.16円 1.60%
2013年 0.56円 5.14% 0.03円 0.26% 0.17円 1.69%
2014年 0.48円 5.12% 0.03円 0.35% 0.12円 1.25%
2015年 0.75円 7.98% 0.03円 0.32% 0.14円 1.50%
2016年 1.04円 14.14% 0.04円 0.62% 0.17円 2.29%
2017年 0.49円 5.69% 0.04円 0.45% 0.13円 1.49%
平均値 0.84円 7.62% 0.06円 0.48% 0.22円 1.87%

参照:WE LOVE FXより

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スタート時の証拠金維持率でポジション量が決まります

自分の許容できる為替変動から証拠金維持率を決定したら、あとは自己資金額により自動的にポジション量が決まります。
計算式は

自己資金の半分÷証拠金維持率÷1万通貨あたりの必要証拠金

自己資金を100万円、証拠金維持率を300%、必要証拠金を3600円とすると、

500000÷3÷3600≒46

となり、自己資金100万円ならば売り買い各46万ランド保有できる事になります。
これにより期待出来る利益は年間10万円です。(スプレッド分除く)

ただし、上記したGMOクリック証券のランド円の最小取引単位は10万通貨からとなっています。
ここいらちょっと悩ましいところですね・・

運用にあたっての注意

通貨ペア、FX業者、取引量、すべて決定したらいよいよポジションを建てて運用していくことになります。
その際、注意すべき点について説明したいと思います。

ストップロスを設定する

サヤ取りについては証拠金維持率をこまめに監視する必要があります。
ところが、仕事や睡眠時には相場の急変に対応する事ができない場合もあるでしょう。
その為、「知らないうちに強制ロスカットされていた」という事態を防ぐためにストップロスを設定しておきましょう。
ストップロスとはいわゆる損切注文で、損失を想定範囲内に収めるために設定するものです。

自分の保有しているポジションの強制ロスカットされるレートに対して両ポジションともにストップロスを設定します。

例えば、保有しているポジションのレートが9円、強制ロスカットが買い口座8.1円、売り口座9.9円とすると、売り買い両方の口座にそれぞれ8.1円と9.9円で決済の注文をだしておきます。

こうする事で万が一強制ロスカットされることがあっても損失と同額の利益が確定されるのでプラスマイナスゼロの結果になります。
その場合、また最初からやり直す事になるのでスプレッド分の損失が出ることは覚悟しておいてください。

ちなみに自己資金100万円、証拠金維持率300%の場合、スタート時は-6000程度からになります。

まとめ

以上、サヤ取りで出来る限りリスクを抑えて利益を上げる方法を紹介しました。
もちろん投資ですのでハイリターンを望めばハイリスクになります。
が、リスクを抑え過ぎても結果が伴わなければテンションも下がるというものです。
何事もバランスです。
私個人の考えでは年利10%程度を狙って数年に一度、強制ロスカットをくらうのもやむなし・・程度のスタンスで行こうと思ってます。

それでは皆様の検討を祈ります。

長々とすみません。

そいじゃまたね!(^^)/

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ABOUTこの記事をかいた人

ヒロセ

管理人のヒロセです。 元々は自分が断酒するためだけに始めたブログですが、なぜか「皆が幸せでありますように」なんて宇宙的規模にまで風呂敷を広げようとしています。 詳細なプロフィールはそのうち書くつもりです。たぶん・・